TOEICが転職に有利となる目安は800点900点?企業に評価されるのは何点から?

toeic 転職TOEIC勉強法

20代・30代にとって転職する際にTOEICで800点・900点を取っていると有利か気になりますよね。

近年は海外進出する企業が増加するのに伴い、グローバル人材が求められているだけでなく、海外の業務に携わっていなくても英語の資料を読む必要性が出てくるなど、仕事で英語に触れる機会が多くなっています。

そのため、中途採用の求人においてTOEICスコアの最低基準を英語力の目安として設けている企業が増えてきています。それゆえ、TOEICである程度のスコアを取得していることは、転職活動をする際に応募できる企業の選択肢を広げ、転職活動を有利にしてくれるのは間違いありません。

こちらでは企業が採用の場面でTOEICをどの程度重視しているかを実際のアンケート結果を踏まえてお知らせするだけでなく、

・転職時に求められるTOEICスコアの目安
・30代でもTOEICの点数は武器になるのか
・TOEIC800点900点は本当に必要か

などを様々な角度から解説していきます。

TOEICは転職に有利?どのくらい重視されるの?

TOEICで一定のスコアを取得していると転職に有利に働きます。

TOEICの実施機関であるIIBCが上場企業に実施したアンケートを基に作成した「上場企業における英語活用実態調査報告書(2013年)」によると、75%の企業が業務で英語を使用すると回答しています。

また63.2%の企業がTOEICの結果を利用しており、従業員数5,000人以上の企業に限ると83.3%、従業員数5,000人未満だと56.9%と、大企業の方がTOEICの結果をより重視する傾向にあります。

さらに採用時にTOEICスコアを参考にする企業の割合は69.3%と、7割近い企業がTOEICスコアを目安にして求人応募者の英語力を確認しています。

【参考】中途採用時にTOEICスコアを参考にする企業

TOEIC800点以上楽天、日本IBM、プラダジャパン、日立製作所、京セラドキュメントソリューションズ
TOEIC700点以上シチズン時計、アクセンチュア、小松製作所、大和ハウス工業
TOEIC600点以上パナソニック、日産自動車、三菱自動車工業、ルネサスエレクトロニクス

多くの企業が通常業務で英語を使い、採用における英語力の評価にTOEICスコアを参考にしていることから、転職時にTOEICで一定のスコアを取得しておくと企業選択の幅が広がり、内定獲得に有利に働くのがお判りいただけるかと思います。

それでは転職時にどの程度のTOEICスコアを取得しておく必要があるのでしょうか?

転職時に求められるTOEICスコアの期待値は?

先ほどのアンケートによると、企業が中途採用で期待するTOEICスコアの平均値は、2011年には600点、2013年には710点と、2年間で110点も上昇しています。

2014年以降はデータがないので予測するしかないのですが、2013年からかなりの時間が経過し、ビジネスのグローバル化がさらに進行しているのを加味すると、最低でも転職時には730点(TOEICの判定結果でレベルBの下限スコア)以上が期待値となっていると考えてもおかしくないでしょう。

それではTOEICスコアが730点以上ないと転職時の履歴書に書くことはできないのでしょうか?

履歴書に書けるTOEICスコアの目安は?

中途採用応募時に求められるTOEIC のスコアは各企業が求人票に記載していますが、企業や募集職種によってまちまちなのが現状です。

以下はTOEICの運営機関であるIIBCが定める、働く部署ごとに最低限必要となるスコアの目安です。

英語使用部署(一般社員・係長)600点
英語使用部署(課長レベル)630点
英語使用部署(部長レベル)655点
国際部門(海外事業部など)660点
その他の部署(20代)600点
その他の部署(30代)625点

もしあなたが転職先で国際部門以外への配属を考えているなら、20代以上の場合600点以上、30代の場合625点以上を持っていれば履歴書に書いて良いでしょう。

これらの点数に届いていないようなら、転職を考える前に集中的にTOEICの勉強をすることをおすすめします。

>>TOEICの勉強法について

採用側はTOEICのそれぞれのスコアレンジをどう見ているか

企業がTOEICの点数レベルごとに英語力をどう見ているかを見てみましょう。

スコアレンジ企業の期待度
400~495点英語力に対して全く期待できないレベル
500~595点現状は難しいが将来に向けて育成できるレベル
600~695点簡単な英語の資料を何とか読むことのできるレベル
700~795点英語の資料から情報を取ってこれるレベル
800~895点ビジネス英語レベル
900~990点ネイティブレベル

詳しく解説していきます。

400~495点:英語力が全く期待できないレベル

この点数は英検でいうと、準2級から3級レベルですが、TOEICの平均値である500点台にも届いておらず、TOEICを記念受験した程度にしか見てくれません。履歴書に書かないほうが良いでしょう。

日本人の平均スコア(2018年度:520点)より低く、英語ができないことを証明するようなものであり、そもそも英語で仕事をする基礎体力が備わっていないとみなされるため、英語に関わる部署への配属を検討できません。

求人においても400点台を必要スコアとしている企業は皆無といってよいでしょう。

500~595点:現状は難しいが将来に向けて育成できるレベル

TOEICを受験した人が一番多く存在する点数ですが、日常生活もままならないレベルです。

将来の海外展開を見据えて、新卒の就活では目安となる点数ですが、転職活動においては少しでも英語力がある人を取っておきたいと思ったときにやっと採用を検討する企業が出てくるレベルです。

現状では仕事で使えないレベルですので、入社後に研修やスクール、通信教育、オンライン講座などを利用しながら育成することを視野に入れなくてはいけません。

転職後に少しでも英語に触れたいと考えている場合には、もう少し英語力を向上させておく必要があります。

600~695点:簡単な英語の資料を何とか読むことのできるレベル

日常会話をゆっくりであれば理解でき、仕事では簡単な社内資料、定型的な資料であれば読めるとみなされます。

国内企業であればやっと履歴書に書けるようになります。英語を仕事で使いたいと思ったときの最低レベルの点数であるため、他の実績を伴っていないと転職に成功することは難しく、入社後は継続して自己研鑽をして英語力を高めることが期待されます。

一方で英語が社内公用語となる外資系企業では相手にされないレベルです。

700~795点:日常会話レベル

ビジネスレベルとまではいかないまでも何とか英語でコミュニケーションを取ることができるとみなされます。

外資系社内で特定のジャンルに特化したコミュニケーションを取り、国内企業では海外事業部にエントリーできるレベルと考えられます。

800~895点:ビジネス英語レベル

ここまでくると英語については即戦力としてかなり有利に転職活動ができます。国内企業では海外畑で活躍できる人材で、海外赴任や海外出張を任せてもらえます。外資系企業でも海外の本社と円滑にやり取りができるとみなされます。

800点以上の人材を求める企業・職種はあえて求人要件にTOEICの点数を表示しておらず、英語の4技能を当然できるレベルとして考えています。

900~990点:ネイティブレベル

900点以上を取っていればいわゆるバイリンガルで、英語力に関しては文句なしです。海外在留経験があり、欧米系の外国人とも違和感なくコミュニケーションが取れるレベルです。

このレベルの人たちはTOEICテストでも上位3%に所属する人たちですので、単純に英語力のある人材が欲しいと思う企業の眼に触れることはあまりなく、外資系企業や超一流企業、海外赴任が伴うような求人のみに出てくる人材といってよいでしょう。

TOEICの点数はあくまでも足切りの目安

コミュニケーション能力

もちろんTOEICスコアの目安は英語力を確認する最低限の基準であり、これをクリアしておけばいいと言うわけではありません。

IIBCのアンケートによれば、企業は英語を使用する部署で働く社員に、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つの能力を均等に持つことを求めています

TOEIC(正確にはTOEIC®Listening&Reading Tests)はリーディングとリスニングの能力だけを証明してくれるテストですので、英語を使用する部署で働きたいのであれば、スピーキングやライティングの能力もあわせて高めておく必要があります。

>>スピーキング・ライティングの上達法についてはコチラ(作成次第公開)

TOEICは30代の転職で武器になるか?

20代30代の転職

先ほどの表で30代に求められるTOEICスコアの下限は625点となっていましたが、20代ではTOEICスコアだけで十分ポテンシャルを買ってくれるのに対し、30代ではTOEICの点数だけでなく、これまでのキャリアや実績をより重視されるようになってきます。

例え英語を絡めた仕事をしていなくても今までの仕事で結果を残せているのであれば、TOEICで高得点を獲得することで、そのスコアを足掛かりに転職をして英語を使う業務に従事することも十分可能です。

その場合は英語の4つの能力(リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング)を仕事できるレベルまで高めておけるとよいでしょう。

>>TOEICの勉強法についてはコチラ(作成次第公開)

>>スピーキング・ライティングの上達法についてはコチラ(作成次第公開)

転職活動時にTOEIC800点900点を持っておく必要あるの?

海外在留経験・帰国子女

TOEICで800点900点を普通に取れるのは、海外在留経験があるような人です。

もしあなたがTOEIC800点、欲を言えばTOEICの分類でレベルAとされる860点以上が獲得できるくらいの英語力があるとグローバル企業への転職も有利になります

社内公用語を英語としている楽天がTOEIC800点を入社の基準としていることからも分かる通り、ビジネスで差し支えない程度に英語を使えるレベルになるには到達していて当然の点数とも言えます。

そういった企業の中には、TOEICの点数で判断するだけではなく、面接時に英語での質問をすることで英語力を確認してくる企業もあります。

TOEICの点数はある程度テクニックで伸ばすことも可能なので、800点近くまでスコアを伸ばせたら、英語力に関してはTOEICにこだわらず即戦力となれるよう、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4技能にわたり、ビジネスレベルの英語力をつける方向に勉強の仕方を変えていくことをおすすめします。

それがTOEICの点数をさらに押し上げることにもつながります。

グローバル企業に就職したい場合、TOEICスコアが800点を超えたら徐々に転職活動をスタートするようにしましょう。数社の面接を受けているうちに、企業が求める英語力なり自分への評価が肌感覚で分かってきて、自分が何をアピールすればよいか、英語について何を強化すれば良いのかがわかってくるので、本当に準備ができた時に的確な面接対応ができるようになっているはずです。

外資系企業への転職にTOEICは必要?

外資系企業

外資系企業には通常業務が日本語でOKの企業と、上司が外国人ゆえ通常業務から英語を使う企業の2種類があります。

日本語OKの外資系企業においては海外の本社や地域本社とのやり取りが発生しない限り入社時に高い英語の能力は求められないこともあります。

しかしながら、本社から英語の社内メールが来る可能性があることに加えて、管理職に昇進した場合に実務上で英語が必要になるケースもあるため入社時に最低限の英語力(TOEIC600~700点程度)があるほうが望ましいでしょう

一方で海外の本社や地域本社とのやり取りが頻繁に発生したり、上司が外国人の企業はTOEICの点数うんぬんではなく、英語の4つの能力が普通に求められます。

TOEICのレベルは860点以上が想定されますが、そういう会社においては採用面接が直属の上司となる外国人であるケースが多いので、その時点でコミュニケーションが取れないと採用されることはないと考えましょう。

日本人が上司の場合には社内で使う英語のレベルを聞いて、自分のレベルでやっていけるかを聞いておくとお互いの誤解が無くなり、入社後に後悔することもなくなります。

TOEICの最新のスコアを入社後も求める企業がある

昇進・昇格

TOEICのスコアは転職時だけに必要なのではなく、入社後も継続的に受験をして更新するよう義務付け、昇進、昇格、海外部門の社内公募の際の参考にしている企業もあります。

しかし昇進、昇格の絶対条件となっているかというと、現実的にはそういった運用はできていない会社が多いようです。

社内制度については公表していない企業が大多数なので、全社員が定期的に受験しているかどうかは定かではありませんが、以下のような企業がTOEICを導入していることからも多くの企業がTOEIC試験を導入していることを推し量ることができます。

TOEICを社内に導入している企業(一部)

大林組、大成建設、竹中工務店、カゴメ、キリン、日清食品ホールディングス、明治、ロッテ、旭化成、クラレ、帝人グループ、東レ、花王、住友化学、アステラス製薬、サンスター、出光興産、日揮、旭硝子、神戸製鋼、住友電気工業、クボタ、小松製作所、京セラ、ソニー、デンソー、東芝、IHI、川崎重工、トヨタ自動車、日産自動車、オリンパス、キャノン、日本IBM、大日本印刷、ヤマハ、伊藤忠商事、三菱商事、ファーストリテイリング、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、SMBC日興証券、第一生命保険、三井不動産、全日本空輸、東京ガス、電通、アクセンチュア、KDDI、ソフトバンク、帝国ホテル、野村総合研究所、バンダイナムコ、楽天、外務省、経済産業省、イーオン、ECC

TOEICの得点力を短期間で高める方法

TOEICの勉強って孤独でなかなかモチベーションが維持できなかったり弱点を克服できなかったりする人も多いと思います。3~6ヶ月程度の短期間で高得点を狙いたいなら、英単語を固めつつ、弱点をうまく補強してくれるような方法を選択するのがオススメです。

勉強方法には、短期留学、スクール、自宅学習の3つがあります。

短期留学

フィリピンなどに留学してTOEICの試験勉強をする方法です。日常生活が英語オンリーになるので、TOEICにとどまらない英語の力をつけられますが、実際にはTOEICに特化したプログラムがないのがデメリットです。

英会話スクール

プログリットやライザップイングリッシュなど、マンツーマン指導で定評のあるスクールに通うのも短期間でTOEICの点数を上げる方法です。しかし価格が20万円を超えてくるのがデメリットです。

スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン

当サイトではリクルートが提供するアプリ学習プログラムのスタディサプリENGLISH パーソナルコーチプランをおすすめします。

スタディサプリパーソナルコーチプラン

専属コーチのアドバイスやカウンセリング、進捗管理を受けながら、「スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース」(同時申込でパーソナルコーチプランの受講期間+12ヶ月利用可)を受講できます。スマホがあればすき間時間にも勉強できるのが特徴で、日常英会話のプログラムも無料で利用できます。

手厚いサポートが必要だったり、短期間でTOEICで800点900点を目指すのであればパーソナルコーチプランを利用するとよいでしょう。

3か月68,000円、6か月98,000円ですが、初回7日間無料、20,000円のキャッシュバックキャンペーンも開催中ですのでかなりお安く利用できます。

もちろんスタディサプリENGLISH TOEIC対策コースのみ(月額2,980円)の利用も可能です。

>>スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン
>>スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース

ちなみに別途、「スタディサプリ英単語」という無料で使えるアプリもあるので、こちらもすき間時間に活用することで効果的に英語力を高めていけるようになるでしょう。

>>TOEIC英単語のアプリについてはコチラをチェック

スタディサプリENGLISHは継続しやすく、かつ弱点を集中的に反復学習できる仕組みが要所に仕掛けられているので、楽しくかつ効率的にTOEICの得点をあげていくことができるでしょう。

TOEICスコアを活かす転職活動のやり方

TOEICの点数を評価してくれる転職活動をするなら、無料で利用できる転職エージェントを活用することをおすすめします。

あなたの経歴に基づく実力と希望を転職エージェントの担当者が理解し、転職にかかる戦略を一緒に考えて、あなたにマッチした企業を複数社、継続的に紹介してくれます。

以下3つのエージェントであれば、アドバイスを受けながら豊富な取り扱い案件の中から自分に合った企業を探すことができるでしょう。

>>リクルートエージェント
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求人はエージェントの担当者と面談ののち、担当者が選別して紹介してくれます。3つのエージェントに登録すれば、それだけ違った視点からのアドバイスも受けられますし、わずかながら重複する案件もありますが、エージェントごとに違う求人が出てきます。

担当エージェントとの相性もあるので、相性の良いエージェントとより良い条件の企業を探し、転職活動を有利に進めるためにも3つ全てに登録して話を聞いてみることをおすすめします。

TOEICは転職活動に有利なのか?その目安は?

toeicは転職に有利か?

転職活動時にはTOEICスコアを最低でも730点持っていると英語を活用する企業においては有利に働きます。また国内企業で海外部門で働く目安は800点、欲を言えば860点、外資系企業で働く場合には当然900点を持っている前提で英語の4技能がビジネスレベルで使えることが必要です。

実際のところ転職活動においてTOEICスコアは求められませんが、英語を使う頻度が高ければ高いほどTOEICスコアの裏付け以上に、英語でコミュニケーションが取れる前提で採用活動をするので、ビジネスレベルの英語力は付けておくようにしましょう。

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