このページでは、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」より、日常英会話・英語学習に役立つ便利な表現やフレーズについてご紹介します。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は、1985年に公開された大ヒットSF映画です。SFだと英語学習に向いていないんじゃないの?と思うかもしれませんが、この映画は対話が多く、話すスピードが早いので、リスニングを鍛えたい方におすすめの映画です。
disgusting 気持ち悪い
- 時間 :4分9秒
- シーン:家に帰ってくる
「disgusting」は「胸が悪くなるような」「実に嫌な」という意味の単語で、嫌悪感を表します。
日常会話では「キモい」「グロい」と言った意味で使われることが多いです。
例1:You found a dead rat? That’s disgusting. (死んだネズミを見つけたの?キモい。)
また、さらにカジュアルな表現として「gross」があります。上での意味に加え「まずい」を表すときにも使われます。
例2:This sushi is so gross.(この寿司まずい。)
Slacker 怠け者
- 時間 :7分29秒
- シーン:遅刻したマーティが怒られる
Mr. Strickland : You got a real attitude problem, McFly. You’re slacker. You remind me of your father when he went here. He was a slacker too.(問題に対して真面目な態度をとれ、マックフレイ。君は怠け者だ。そして君の父親を思い出すよ。ここへ来たときの。彼も怠け者だ。)
Marty : Can I go now, Mr. Strickland?(もう行ってもいいですか?)
「slacker」は「怠け者」という意味です。
戦時中は徴兵令を無視する人を指していましたが、近年はいい加減な人を意味するようになりました。
似たような表現として「lazy」がありますが、こちらは「目的もなくだらだらしている人」を指します。
例: I am too lazy to go out. (外出するのがめんどうくさい。)
Clue 手がかり
- 時間 :14分22秒
- シーン:車が手に入らず怒っている
Marty : I needed that car tomorrow night, Dad. Do you have any idea how important this was to me? Do you have any clue? (あの車が明日必要なんだ。どのくらいこれが重要だったかわかる?心当たりある?)
George : I know, and all I can say is I’m sorry. (わかる。僕が言えるのは本当にごめんだけだ。)
「clue」の本来の意味は「手がかり」「糸口」です。
よく使われるフレーズとして「no clue」があります。これは「手がかりがない」ことから「全くわからない」という意味になります。
例:
A:Do you know where my kids are?(私の子供たちがどこにいるか知っています?)
B:I’m sorry I have no clue. (すみません、わかりません。)
never mind 気にするな
- 時間 :19分45秒
- シーン:モールでドクと会う
Doc : Roll tape, and we’ll proceed. (テープを回せ。始まるぞ。)
Marty : Is that a Devo suit?(これ、デボスーツ?)
Doc : Never mind that now. Never mind that now. Not now. (気にするな。気にするな。今じゃない。)
「mind」は「気にかける」という意味の動詞です。「never mind」では「気にするな」という意味になります。
日常生活では以下のように使われます。
例:Have you seen my glasses? Oh, never mind. They were in my bag. (私の眼鏡みた?あ、気にしないで。鞄の中にあったわ。)
似たような表現として「Don’t worry」がありますが、こちらは「心配しなくていいよ」と相手を励ますフレーズになっています。
as far as 〜の限り
- 時間 :24分26秒
- シーン:タイムマシン実験が成功する
「〜する限り」と言いたいときに使えるのが「as far as」というフレーズです。自分の知識として知っている範囲のことに使われることが多いです。
例1:As far as I know, Catie hasn’t married. (私の知っている限りだと、ケイティは結婚していないわ。)
類似表現である「 as long as」は、明確な条件を言うときに使われます。
例2:As long as you finish every single assignment, you can get a credit. (すべての課題をやっている限り、単位はもらえるよ。)
due 締め切り
- 時間 :38分56秒
- シーン:過去のジョージと遭遇する
「due」の本来の意味は「支払い期限の来た」「満期の」です。
しかし、この単語は日常英会話では「締め切りの」という意味で使われることが多いです。
例:This project is due on Monday.(この課題は月曜締め切りだよ。)
Do you mind if 〜? 〜しても良い?
- 時間 :44分13秒
- シーン:怪我をして寝込むマーティーにロレインが話しかける
Lorraine : Do you mind if I sit here?(座ってもいい?)
Marty : No. Fine, no, Good. Fine. Good. (いや。いいよ、だめ。いい。いいよ。いい。)
Lorraine : That’s a big bruise you have there. (大きいあざね。)
「Do you mind if〜?」は相手の許可を尋ねる表現です。「Could I 〜?」のさらに丁寧な表現になっています。
ポイントは気にするかを聞いているので、気にしない場合(許可を与える場合)、答えは否定形になります。
例:
A : Do you mind if I sit here?(ここに座ったら気にしますか?)
B : Of course not!(もちろん気にしないよ。)/Yes, sorry. (ごめんなさい、ダメです。)
thank god よかった
- 時間 :52分27秒
- シーン:博士が自分の未来のビデオを見て驚く
Doc : Thank God, I’ve still got my hair. What’s on earth’s this thing I’m wearing? (よかった。まだ髪の毛がある。何を私は着ているんだ?)
Marty : This is a radiation suit. (放射線スーツだよ。)
英語では宗教に関連したフレーズが多くあります。「Thank God」もその一つです。「よかった」という意味で使われます。
他に宗教が絡んだフレーズは以下のものがあります。
- Jesus(驚いた時)
- Oh my God(驚いた時)
- What the hell(驚いた時、怒った時など)
- Holy Mary(驚いた時)
これらの表現は宗教的トラブルを引き起こす可能性があります。特に、相手が熱心に宗教を信じている場合は使わない方が良いでしょう。いずれにしても、相手が使うまで使わないのが無難です。
besides 他に
- 時間 :55分23秒
- シーン:博士とマーティーが未来に与える影響について話している
Doc : Have you interacted with anybody else today besides me? (私の他に誰かと関わったか?)
Marty : I’m, yeah, well, I might’ve sort of bumped into my parents. (ええと、両親と会ってしまったかもしれない。)
「besides」は「他に」という意味で、何か付け加えることがある時に使われます。
また「beside」は「横に」を表すので、全く異なる単語です。
rather むしろ、もっと
- 時間 :1時間
- シーン:ジョージにロレインをデートに誘うようにいう
「rather」には主に2つの意味があります。
【むしろ】
例:He wants to go out rather than stay home. (家にいるよりむしろ彼は外に出たい。)
【もっと】
例:Actually, it is rather cold there. (実は あそこはもっと寒い。)
struggle もがく、揉める
- 時間 :1時間9分35秒
- シーン:土曜日の計画を立てている
「struggle」は「戦う」という意味があります。ここから派生して「〜のために努力する」「もがく」「大変」という意味でも使われます。
例1:I’ve been struggle to find my son.(息子を探すのが大変なんです。)
例2:I struggle with taking classes in Spanish. (苦労しながらスペイン語での授業をとっている。)
deaf 聞こえない
- 時間 :1時間22分5秒
- シーン:襲われているロレインを助けようとする
Biff : Just turn around, McFly, and walk away. (戻れ、マクフライ、いなくなれ。)
Lorraine : Please, George. (ジョージ、お願い。)
Biff : Are you deaf, McFly? Close the door and beat it. (聞こえないのか?マクフライ?ドアを閉じていなくなれ。)
「deaf」は「耳が不自由なこと」を表しますが、日常会話では「聞こえないの?」と相手に嫌みをいう時にも使います。
例:Let me play first! Do you hear me? Are you deaf? (先にやらせろよ!聞こえる?聞こえないのか?)
guarantee 保証する
- 時間 :1時間30分15秒
- シーン:ロレインがマーティに感謝を告げる
Lorraine : Marty, will we ever see you again?(またいつか会える?)
Marty : I guarantee it. (保証するよ。)
「guarantee」は「保証する」という意味の単語です。ネイティブの日常会話では「約束する」という意味でよく使われます。
「保証」に関連した単語は以下のものがあります。
- Compensate(補償する)
- Warranty(保証する)
- Security(保障する)
- Insurance(保険)
damn くそ
- 時間 :1時間37分4秒
- シーン:タイムマシンに乗り込む
「damn」は「永遠に罰する」や「けなす」といった意味があります。しかし、英会話では「くそ」を表す単語として非常に気軽に使われます。
例1:Damn it! I broke Peter’s car.(くそ!ピーターの車を壊しちまった。)
例2:This year is damn hot. (今年はクソ暑い。)
ever since それ以来
- 時間 :1時間40分14秒
- シーン:未来でビフを見かける
「ever since」は「それ以来」という意味です。「since」で「〜から」と表すよりも、継続していることを強調する形になっています。
asshole クソ野郎
- 時間 :1時間51分12秒
- シーン:未来に行く理由をドクに尋ねる
最後に汚いスラング表現「asshole」をご紹介します。これは直訳では「お尻の穴」という意味です。
日常会話で使われ「嫌なやつ」「クソ野郎」になります。
また「ass」(お尻)自体も「嫌なやつ」「蹴っ飛ばす」「最高」といった様々な意味で使われます。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のあらすじ
1985年に住む高校生のマーティは彼女がいてバンドが好きな男の子。しかし、博士の発明「タイムマシン」の実験を見ていると、過激派の襲撃に合ってしまい、過去1955年に飛ばされてしまいます。
燃料がなく、帰れないマーティは1955年のドクに協力を求めます。しかし、マーティの母、ロレインがマーティンと恋に落ちてしまったことから未来が急変。
果たしてマーティは未来を取り戻せるのか。そして未来に帰れるのか。
「フューチャー現象」を引き起こしたことでも有名なSF大作です。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を観られる動画配信サービス
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を観るには、以下の動画配信サービスがおすすめです。
>>> Netflix
>>> U-NEXT
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」以外にも英会話・英語学習におすすめの映画はたくさんあります。
以下のページでまとめていますので、映画で英会話も学びたい方はこちらもご覧ください。